財産分与の対象となる共有財産とは

共有財産の定義は、

婚姻期間中に夫婦が協力し合って築いた財産であれば共有財産として財産分与の対象になります。

1 預貯金 婚姻後、毎月貯金をして貯めたお金は共有財産になります。

へそくりなども共有財産になります。

 

2 不動産  土地や建物になります。夫が妻に隠して購入にた土地などの不動産も対象になります。

住宅ローンを組んでいる場合は、ローン残額を評価額から差し引いたものになります。

 

3 自動車  自動車も共有財産になります。 住宅と同様にローンが残っている場合があるので注意が必要です。

 

4 有価証券 株式や国債などの有価証券は対象になります。

売却して現金に換えて分与するのが一般的ですが、そのまま保有したい場合には、

他方に他の財産を譲ったりする方法もあります。

 

5 生命保険 生命保険や学資保険も対象になります。

一番簡単な方法は解約して解約時返戻金を二等分する方法です。

 

6 家財道具 テレビや冷蔵庫なども対象になります。

 

7 貴金属など 時計やアクセサリーも対象になります。

代々受け継いでいるような品は財産分与には含まれません。

 

このあたりを離婚時にどのように分けるのかを夫婦で話し合う必要があります。

 

一方で財産分与の対象にならないものもあります。

これを特有財産といいます。

結婚前に取得していた財産や結婚後であっても親などから相続した財産は財産分与の対象となりません。

少し言い方が難しいのですが、夫婦共働きで生活に必要なお金を分担していて生活しており、お互いのそれ以外の

収入を各個人名義の財産としていた場合は、特有財産になります。

以上になります。

 

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